わたし、ストーリーから考えるんです。キャラより先に、話が来る。
それで、話はざーっと一気に降ってくるんですけど、それで書き始めると物足りなくなるんです。
だいたい問題はキャラクターです。
脇役のほうがクセが強くて、主人公クラスが平凡なんです。
結局は話の途中でつまるんですけど、話が特殊だから主人公が平凡でも途中までは書けちゃうんですよね。
で、どうすればよかったのかというと——主人公に、「絶対にしないこと」を決めてあげることだったんです。
キャラクターがやることを決めるよりも、やらないこと、ぜーったいにやらないことを決めていくほうが性格がきわ立つんですよね。
だって、ほら、人の行動ってやるかやらないかだから。
絶対にしないこと
たとえば「仲間を見捨てない」って、決まっているキャラがいたとします。
そうすると、どんな場面でも「このキャラはここで逃げない」ってわかるんですよね。迷わない。
迷わないってことがキャラがブレないってことで、書くほうもそうだってわかってるし、読むほうもそれを期待してるんですよね。
なんで見捨てないのかっていうと、それはキャラが大事にしてるものだからですよね。
大事にしてること(価値観)
キャラが何を大事にしているのかってわかったら、そのときに理解が深まりますよね。
そこでさらに、なんでなんでって考えて、なんでそれを大事にしているのかってわかると、そこからどんどんわかってくるんですよ。
つじつまが合ってくる、あーッ、そうだったんだってわかるんです。
パラバラだったピースがはまって、納得できて、すっきりします。
さっきの「仲間を見捨てない」キャラだったら、なんでそうなのか。家族を失ったから? ひとりぼっちがこわいから? そこがわかると、急にそのキャラの顔が見えてくるんですよね。
そのキャラが大事にしていることって、いわゆる価値観だから、その価値観で見ていくと自然にわかってくるんです。
いちばん怖いもの
そうすると、「仲間を見捨てない」キャラだったら、いちばん怖いものって、仲間を見捨てることでしょうか?
それとも、仲間に見捨てられること?
どっちかによって、まったく別のキャラになるんですよね。
仲間を見捨てることがこわいなら、自分の意志で仲間を守っているキャラ。
仲間に見捨てられることがこわいなら、見捨てられたくなくて動いているキャラ。
行動は同じでも、中身が全然ちがうってなります。
まとめ
そんなわけで、以上の3つが決まると、キャラが勝手に動きはじめるんです。
ストーリーから考えるわたしが、やっと気づいた話でした。
