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くりかえし読み聞かせした絵本「イガイガ」

こどもも大好きで、

なんどもくり返し読み聞かせした絵本です。

「イガイガ」(さとうゆみか

この絵本は、福音館書店から

月刊物語絵本として発行されている

「こどものとも 年中向き」

2005年3月号です。

 

いま確認しても、

ハードカバーでは出ていません。

なので品切れ中です。

絶版、ということになるのでしょうか。

 

福音館書店では、

「こどものとも」のバックナンバーを

ハードカバーの絵本として発行してます。

 

「ぐりとぐらシリーズ」「はじめてのおつかい」

なども、もともとは「こどものとも」の

月刊物語絵本として発行されたものです。

 

それで、わたし的に、

「イガイガ」は傑作選に選ばれているはず!!

と思っていたのですが、ありませんでした。

 

こんな感じの話です。

川のほとりに赤いイガイガが住んでいました。

川向こうに、青いイガイガが引越してきました。

上流から流れてくるどんぐりを取りあって、

赤いイガイガと青いイガイガは

いがみあうようになりました。

そこにとーっても大きな丸いイガイガが流れてきて、

さらには大雨の鉄砲水でイガイガたちの家々は

流されてしまいます……。

 

大きなまるいイガイガの上に逃げるイガイガたちの図↓

青も赤も関係なく、大きなイガイガの上に逃げます。

 

イガイガの1本1本がこまやかな色合いで、

ていねいに描かれています。

それと、こういう絵本でたのしいのが、

絵を見ていくだけで、

青いイガイガと赤いイガイガが

なかよくなっていくのがわかるところです。

大きなイガイガからおりるときには、

うちとけてきているのがわかります。

 

たどりついた1本の木。

イガイガたちはなかよく暮らします。

この最後の1枚目も、そのまえのページも、

イガイガたちのたのしそうな暮らしぶりが

伝わってきます。

まるで、秘密基地のような……。

 

わたしも大好きな絵本なのですが、

ハードカバーにはなってないのでした。

もともとは帰省したときに、

お義姉さんからいただいた絵本です。

うらには甥っ子の名前が書いてあります……。

 

「イガイガ」は、傑作だと思うんですけど。

ね。

 

ではまたー。

 

 

miyakojima: