くりかえし読み聞かせした絵本「イガイガ」
2016/04/12
こどもも大好きで、
なんどもくり返し読み聞かせした絵本です。
「イガイガ」(さとうゆみか)
この絵本は、福音館書店から
月刊物語絵本として発行されている
「こどものとも 年中向き」
2005年3月号です。
いま確認しても、
ハードカバーでは出ていません。
なので品切れ中です。
絶版、ということになるのでしょうか。
福音館書店では、
「こどものとも」のバックナンバーを
ハードカバーの絵本として発行してます。
「ぐりとぐらシリーズ」「はじめてのおつかい」
なども、もともとは「こどものとも」の
月刊物語絵本として発行されたものです。
それで、わたし的に、
「イガイガ」は傑作選に選ばれているはず!!
と思っていたのですが、ありませんでした。
こんな感じの話です。
川のほとりに赤いイガイガが住んでいました。
川向こうに、青いイガイガが引越してきました。
上流から流れてくるどんぐりを取りあって、
赤いイガイガと青いイガイガは
いがみあうようになりました。
そこにとーっても大きな丸いイガイガが流れてきて、
さらには大雨の鉄砲水でイガイガたちの家々は
流されてしまいます……。
大きなまるいイガイガの上に逃げるイガイガたちの図↓
青も赤も関係なく、大きなイガイガの上に逃げます。
イガイガの1本1本がこまやかな色合いで、
ていねいに描かれています。
それと、こういう絵本でたのしいのが、
絵を見ていくだけで、
青いイガイガと赤いイガイガが
なかよくなっていくのがわかるところです。
大きなイガイガからおりるときには、
うちとけてきているのがわかります。
たどりついた1本の木。
イガイガたちはなかよく暮らします。
この最後の1枚目も、そのまえのページも、
イガイガたちのたのしそうな暮らしぶりが
伝わってきます。
まるで、秘密基地のような……。
わたしも大好きな絵本なのですが、
ハードカバーにはなってないのでした。
もともとは帰省したときに、
お義姉さんからいただいた絵本です。
うらには甥っ子の名前が書いてあります……。
「イガイガ」は、傑作だと思うんですけど。
ね。
ではまたー。